長野県の蓼科高原エリアを自家用車で子連れ旅行したときのことについて書いています。
2・3歳前後の幼児と行く子連れ旅行は、その目的地まで行く交通手段も気になります。電車やバスなどの公共の交通機関で行く場合、静かに座っていられるか気になるもの。うちでは、多分むずかしい・・・。
もし自家用車を持っているかレンタカーなら、車は子連れ旅行に何かと都合がよいものです。車での旅行は、例えば以下のようなメリットが考えられます。
- おむつや着替えなどたくさんの荷物でも気にすることなく持っていける。
- 移動中に子供が騒いでも周りに迷惑がかからない。
- おむつ替えが必要なら高速道路のサービスエリアなどで止まって車内でもできる。
- 自分たちのペースで旅を楽しむことができる。
- 公共の交通機関がない場所または少ないエリアでも自由に行くことができる。
他にもあるとおもいますが、自動車での旅行は幼い子連れの旅行には合っている、とおもいます。
八家が行ったのは、長野県の蓼科高原エリア。この記事では、うちで実際に訪れた場所を中心に、よかったなとおもう場所を書いています。
もしこれから蓼科エリアに行く場合は、参考にしてみてください。
八ヶ岳自然文化園【遊び】
住所: 長野県諏訪郡原村17217-1613
八ヶ岳自然文化園は、標高1,300m、長野県諏訪郡原村というところにある施設。総園内面積167,200㎡のなだらかな敷地にインドアとアウトドアの施設が配置されています。キックバイク、E-BIKE、電動アシスト自転車のレンタル他、パターゴルフやプラネタリウムなどがあります。
園内には白樺の木があって、高原に来たのだなという気分になります。「キックバイクエンジョイパーク」のコースがあるので、うちでは自宅からストライダーとヘルメットを持って行き、息子が楽しみました。営業期間は、4月中旬~11月末です。

手ぶらで行ってストライダーなど一式レンタルもできます。その場合、1時間1,000円。自分で持って行きパーク使用だけなら、1時間300円です。

園内を散歩するだけでも高原の雰囲気を体感することができます。無料駐車場あり。
みんなのテンホウ【食べ物】
旅行に行ったら、その土地・地域ならでは食べ物を食べてみたいとおもうもの。昼頃に目的地である長野県茅野市周辺エリアに着く予定だったので、お昼は地元っぽい何かを、と考えていました。
長野県発祥のラーメンチェーンで「みんなのテンホウ」というお店があります。2022年現在、長野県で30店舗強の展開。ラーメン、餃子を中心に野菜炒めなどがある中華定食といった感じの大衆的なお店です。

「肉揚げラーメン」というこの店ならではのものと、餃子を食べました。スタンダードな醤油味スープのラーメンに豚肉のロースを揚げた「肉揚げ」がのってきます。この肉揚げ、なかなかおいしかったです。餃子は、一口食べただけで台湾の食べ物によくある風味を感じられます。これも気に入りました。
入ったお店には、小さな子供連れでも座りやすい座敷席があって利用しやすかったです(他の店舗はわかりません)。もし地元っぽい何かを、と考えている場合は、是非「みんなのテンホウ」に行ってみるのもいいでしょう。
ビーナスライン【ドライブ】
「ビーナスライン」という道路の名称は聞いたことがあるかもしれません。ビーナスラインは、長野県茅野市から延びる全長約76kmの観光道路です。自動車のCMに出てくるような丘陵地を走ることができる景色の良い場所。高原の風景、ひらけた丘、白樺湖を見下ろす景色など様々な自然の表情を見ることができる、気持ちの良い道路です。

標高1,500m以上の道路が続くので、ノーマルの軽自動車だと少しパワーの面で大変かもしれません。まさにうちはそのN/Aの軽でした・・・。上がったり下がったり起伏が多い道路なので、なかなかおもうようにスピードが出ず運転は大変な箇所がありました。でも景色が良いのであまり疲れは感じなかったです。
ビーナスラインの景色は、そんな車のパワー不足を忘れさせるような雄大さでとても気持ちいい場所でした。自家用車で蓼科高原エリアへ行くなら「ビーナスライン」は絶対におすすめしたいドライブコースです。
ちなみに旅行中ビーナスラインを車で走っていると野生の鹿に出会いました。2匹いて体の大きさの違いから親子だったのかもしれません。すっと前の車の前方に鹿があらわれて、しばらく道路脇で草を食べたりしていました。別荘などの民家があるエリアで急にでてきてビックリしたと同時に貴重な体験でした。
ころぼっくるひゅって【食べ物】
住所: 長野県諏訪市霧ヶ峰車山肩
「ころぼっくるひゅって」は、標高1820m、ビーナスライン途中の霧ヶ峰に建つ山小屋のカフェです。1956年創業で、皇太子・皇太子妃(現天皇陛下・皇后陛下)も訪れたことがあるお店。※写真が飾ってありました

4月~10月が8:00~16:00、11月~3月が10:00~15:00の営業。冬に行く場合は、念のためフェイスブックで営業時間を確認してから行った方がよさそうです。
こちらの名物は、サイフォンで淹れるコーヒーではないでしょうか。他にもチーズケーキやボルシチなどがあります。訪れたときにサイフォンのコーヒーとチーズケーキを注文しました。ロケーションといい、店内の雰囲気といい、とてもおいしくいただきました。

店内には、小物などの売り場もあります。飲食は、店内の席と屋外のテラス席(ウッドデッキ)でできます。とても雰囲気がよいお店なので、ドライブの途中で立ち寄るのもよいでしょう。
アイスクリーム【食べ物】
八ヶ岳、霧ヶ峰など高地が多いエリアにいくつかの牧場がありました。牧場があるエリアには、アイスクリーム店が多い気がします。旅行中、アイスクリーム(ソフトクリーム)屋さんを何件かハシゴしました。
牛乳専科もうもう
住所: 長野県北佐久郡立科町芦田八ヶ野40-1
草原が見渡せる立地のお店「牛乳専科もうもう」。ソフトクリームは、牛乳感が強いねっとりな食感。牛乳感が伝わる味でした。

長門牧場
住所: 長野県小県郡長和町大門3539-2
白樺高原にある「長門牧場」。東京ドーム45個分の敷地に牧場と売店・飲食店が併設されています。こちらのソフトクリームもねっとりしていて粘りがあり、牛乳専科もうもうとはまた少し違うテイストで、おいしかったです。


喫茶 蓼科アイス
住所: 長野県茅野市北山蓼科4035-2906
蓼科湖のすぐそばにあるアイスクリーム屋さん。蓼科湖を眺めながらのんびりとできます。トロっと柔らかい感じ、かつねっとり感もあり。素敵なロケーションで楽しめるアイスクリーム屋さんです。


蓼科湖【観光・散歩】
住所: 長野県茅野市北山
蓼科湖(たてしなこ)は、比較的小さなため池(人造湖)です。小さいながらもこの蓼科湖周辺には、アーバンリサーチが運営する「TINY GARDEN」というアウトドアフィールド(キャンプ・ロッジ・キャビン)があったり、上に書いたアイスクリーム屋さん、リゾートホテル、ゴルフ場などがあります。

蓼科湖の周囲は一部木道になっていて、湖を歩いてぐるっと一周できます。足漕ぎボートを楽しむ人も見られました。息子は、ストライダー(キックバイク)で湖を一周しました。1kmほどなので、息子にとっては許容範囲の大きさでした。途中テントを張ってキャンプをしている人たちも見られました。
高原を感じられる気持ちの良い場所でした。
北八ヶ岳ロープウェイ【絶景・散歩】
住所: 長野県茅野市北山4035-2541
ビーナスラインからつながる道を入り、さらに上へ上へと車で上っていくと、「北八ヶ岳ロープウェイ」の乗り場が見えてきます。途中すぐ近くに、下で紹介する「蓼科アミューズメント水族館」が見えました。

標高1,771mの山麓(さんろく)駅~標高2,237mの坪庭駅まで、約7分かけて大型のロープウェイで上ります。大人(中学生以上)往復2,100円、子供(小学生)往復1,050円です。
坪庭駅に着くと、すぐに「坪庭自然園」があります。1周30~40分ほどで歩いて回れるコースになっていて散策が楽しめます。砂利にはなっていますが、途中急なところもあるので、できればスニーカーなど歩きやすい靴が良いでしょう。
- トイレは山麓駅で済ませてからロープウェイに乗りましょう。
- 坪庭は標高が高いので山麓駅の駐車場のあたりより若干寒いです。季節によっては防寒対策を。
- 2,000mの山ともなると少し空気の薄さを感じました。高山にあまり自信がない場合は、無理をせず様子を見ながら。場合によっては、山麓駅またはそれ以下の標高が低いところへ下りることも考えましょう。

八家は、息子を含めてなんとか坪庭散策ができました。息子は少し疲れた様子でしたが、無事に山麓駅まで下りてくることができました。5月下旬にもかかわらず遠くに見える山々には雪が残っていて、坪庭にも少し残雪がありました。
蓼科アミューズメント水族館【遊び・学び】
住所: 長野県茅野市北山4035-2409
蓼科アミューズメント水族館は、長野県茅野市の日本一標高が高い(標高1750m)ところにある淡水魚専門の水族館。この記事の中で唯一、実際に行けなかった施設です。旅行中、雨の予報だったため、予報通りなら行く予定でした。ところが、予報より早くすっきりと晴れになったため、予定を変更していけませんでした。
こちらの水族館、子供連れで旅行中、もし雨が降っても行けるので、候補としておさえておきたい施設です。うちでも、もし雨なら行っていました。世界各国の淡水魚が数千匹飼育されています。
【料金】※2022年6月現在
大人 | 1,500円 |
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小学生 | 860円 |
幼児(3歳以上) | 430円 |
2歳以下 | 無料 |
幼児・子供連れの旅行には、車で行くと何かとメリットあり。例えば荷物をたくさん持って行ける、子供が騒いでも周りに迷惑がかからない、自分たちのペースで好きな場所へアクセスできるなど。
蓼科エリアは、高原の自然豊かな場所。白樺や湖など、素敵な風景が盛りだくさん。おいしいアイスクリーム屋さん巡りも楽しい。
今回書いた以外にも、まだ訪れていないたくさんの観光スポットがあります。蓼科高原エリアは、ファミリーで高原ドライブを楽しめるでしょう。